最高級のみかんつくりめざして! 一生園みかん

一生園みかん

2012年師走

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2012年最後の月が始まりました
一年という時間があっという間に過ぎて行った感がします

それもこれも
きっと毎日が楽しく感じたからでしょう

五十歳半ばでみかん作りの道に入り
早、五回目の収穫を迎えた

それはみかん人橋本博幸さんとの出会いがあったからこそ

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どうにもこうにもない!
会ってすぐビビッっと来た
無理やり押しかけて行き弟子にしてもらった

以来他の誰よりも長い時間師匠と一緒にいることが多い

『人は一生のうち会うべき人と必ず会える
しかも一瞬早すぎず、遅すぎず
しかしながら、内に求める心なかりせば
たとえ、その人の目前に在りと言えども縁は生ぜず』


師匠の教えを素直に受け止めてきた結果
毎年みかんらしいみかんがたわわに実るようになった

それは、間違いなく自然の理に
道理に適っているからだと思う


弟子思いの師匠は朝晩必ず立ち寄ってくれ
いつもたくさんのフィードバックを頂く 感謝!
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チョッとしたことにもタイムリーにサポートの手が・・・

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人手のない夜の時間も立ち寄ってくれ
チョッとした気配りをしてくれるのに随分助けられています

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選果ラインでは明日出荷予定の商品のみかんを
一個一個手に取って最終チェック

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ここから先は農業ではない
お客様がお金を出して求められるものだけに

作るのが自分たちの仕事だからと
組合や市場に出して一喜一憂する意識では
今の時代を生きて行くのは厳しいものがあると感じます

自分の都合では生きて行かれない
みかん作りを始める5年前まで
私たちは間違いなくお金を出して買い求めていた側だったからよく分かる

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一年をかけて実った果実を
社会から更に価値在るものとして受け止めて頂けるよう
心を込めて送り出して上げないと
365日一時も休まず頑張って生きているみかんの樹々に申し訳が立たない

普通の社会で生きて来た方なら
ごく当たり前のことだから理解できることだと思う

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師匠の帰った後も静かな倉庫の中で撰果機の音が響く
どんなに夜遅くなっても丁寧に
やっつけ仕事はしない!

自分がどんなに価値あるものであると認めていても
現実社会において自分の価値を評価するのは
自分以外の他人であることを知っているからだ

だから、これくらいなら「まっ、いいか」なんてことは言わない!
そう意識し続けていないと自分に負けてしまうからだ

人は弱いものだ、自分も弱いことを知っている
一度「まっ、いいか」と思ってしまうと、また次もやってしまう

これまで、ずるずると落ちて行く人をたくさん見て来た
だから、辛く苦しいこともあっても、頑張ろうという力が湧いてくる

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